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こんにちは。宮城に移住して5年が経つさとうです。
宮城にやってきてはや5年。
夫の仕事を手伝いながら、家事と育児に追われる毎日。
それに比例して自分の時間は独身だった頃に比べて圧倒的に少なくなりました。
いつのまにか「もっと、自由気ままな生き方をしたいと思っていたはずだったのに…これでいいんだっけ?」
という漠然とした不安を抱えるように……
そんなときに「FIREしても幸せにはなれない」という文句に惹かれて読んだ本書。

え、せめてFIREできればと思っていたのに…違うの?
20代でFIREをされた有名ブロガーのヒトデさんの実体験を元に執筆されており、FIRE後のリアルな心境がわかる一冊です。
この本を読んで「主婦だから、母だから」の社会的なステレオタイプに自分をはめ込んでいたことに気づきました。
「自分にとって幸せな働き方とはなにか」を見つめ直すことで、人生の漠然とした不安を取り除いてくれたのです。

ワーママ・専業主婦の方にも響く内容です!
日々を忙しく過ごして本当に自分のしたいことが見えづらくなっている人に強くおすすめしたいです!
「1万回生きたネコが教えてくれた 幸せなFIRE」を3つのポイントで紹介

簡潔に
- どんな本?
- どんな人におすすめ?
- この本を読んでわかること
の3つのポイントに絞ってお伝えします。
「幸せなFIRE」はどんな本?
「1万回生きたネコが教えてくれた 幸せなFIRE」はブロガーのヒトデさんが書いたFIRE本です。
引用文を抜粋してご紹介します。
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ブログ収益累計5億円以上!
20代でFIREを達成した若きカリスマが贈る、
日本一わかりやすい「働き方」の教養小説
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そのままだと、
FIREしても幸せにはなれませんよ?
◎投資だけでFIREするのが難しい理由
◎収入を重視した副業は長続きしない?
◎極端な節約はFIREへの近道だけど……
◎FIREしたあとに訪れる不測の事態
これまであまり語られてこなかった
「真実」を描く
まったく新しい「FIRE本」が誕生!
ヒトデさんってどんな人?
会社に行きたく無さ過ぎて辛い日々を送っていたが、趣味で始めたブログがきっかけで会社を辞めてフリーランスになる。
その後ブログ収益で2021年にFIRE。
完全初心者のためのブログの始め方講座「hitodeblog」をはじめ、複数のサイトを運営。
近年はプロコーチ、作家として主に活動中。

ヒトデさんの文章は読みやすくて、すんなりと読めちゃう
FIREしたいと思っているサラリーマンの智也のもとに人語を話す猫の小鉄くんがあらわれ、あらゆるFIRE後の生活パターンを教えてくれる、という物語仕立ての自己啓発本です。
本を読み進めていくうちに
「FIREって本当にいいことなのか…?」
「FIREではない幸せな生き方とは?」
ということについて考えさせられていきます。
ストーリー仕立てなので堅苦しくなく、自然とページが進んであっという間に読めてしまうのもいいところ。
ノウハウ本のように「勉強するぞ」と構えず、初心者向けにわかりやすくFIREの生き方を教えてくれます。
このFIRE本がおすすめな人は?
こんな人は読んでおいて損はないと思っています。
- 今の働き方に不満を持っている人
- FIREをしたいと思っている人
- 子育てや老後の資金に不安を持っている人
- 将来に対する漠然な不安を持っている人
主人公の智也は今の会社での働き方に不満があり
「早くFIREして自由になりたい」
という一心で毎日をやり過ごし、毎月インデックス投資にお金を入れて資産形成をしています。
将来のために何もしてないわけじゃない、ちょっと意識は高いが、それで充分と思っている青年です。
ちなみに、この時点で「これ、めっちゃ私じゃん」と刺さりました。
「現状から解放されたい、そのためにはお金をとにかく貯めればいい」
と思っている人にはぜひ読んでみてほしいです。
この本を読んでわかること
作中ではさまざまなFIREのパターンが紹介されており、FIRE後の生活を想像しながら読み進められます。
「FIREこそ自由気ままな生き方だ!」と思いきや実はそうでもないという意外な結果に。

FIREを達成したヒトデさんだからこそ行き着いた境地なんだなぁと感じます。
作中では
「FIREがそもそもかなり高いハードルなのに、そのハードルを超えることに躍起になって大切なことが疎かになっていないか?」
という問いかけがあります。
FIREする、しないに関わらず、自分の幸せな生き方を追求することが大切ということなのですが……
「じゃあ、一体自分の幸せな生き方ってなに?」という疑問はぜひ本書を読んでみてください。
複業フリーランスママが読んで心に残った言葉

仕事選びで重要なのは”職種”ではなく”実際にどんな業務を行うか”
結婚前は学校の先生をしていた私。
「子どもたちに学びの楽しさを知ってもらうことは素敵なことだ!」と思っていました。
でも実際は
- テストの採点や成績処理
- 生徒指導や報告書の作成
- 委員会や学校活動の対応など
- 各種校務処理や保護者対応
など、授業以外の仕事がかなりの時間を占めます。
肝心の授業へかけられる時間は本当に少なく、毎日の残業と休日出勤で授業の準備をするという現状でした。

子どもたちに向き合えない事がもどかしく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした
気持ちに嘘をつきながら、無理にがんばって疲れ果ててしまい、結婚を機に退職。
「正直、こんなはずじゃない…」と思ってた自分がいたんですね
今思えば、「間違えた仕事選び」をしていたということです。
「仕事とはお金稼ぎではなく社会の誰かの役に立つこと」
「自分の仕事は何かの役に立っているのかな…」
と思っていた自分に強く刺さりました。
きっと私が今やっていることは、夫を助け、夫の仕事先の方にも間接的に役立っている。
毎日大変な家事育児も、将来大人になった娘のために役立っている。
「そうだ、フルタイムのワーママではなく、子どもと向き合うために時間に融通がきく働き方を選んだんだった」
と改めてこの生き方を選択したことを認識できました。
今やりたいことや生き方にがむしゃらに頑張っている自分に、この言葉は肯定感を与えてくれました。
幸せな働き方ってなんだろう?と悩む方にそっと寄り添ってくれる一冊
本書ではFIREをするために頑張って仕事をするのではなく、「楽しさを感じられる、主体的に取り組みたい仕事」をすることを結論として述べています。

「自分はこのままでいいのか…?」という漠然とした悩みにひとつの解を与えてくれました。
独身の頃と比べて、世間様ほど「働く」ことはできていないかもしれない。
家事育児の片手間に仕事をしていると思われているかもしれない。
でも、それでいい
と言ってくれているような気がしました。
最初はFIREについてもっと知りたい、という軽い気持ちで読んだ本書でしたが
「今の自分が仕事、家事育児に忙しくしていることは、家族のため、その先の誰かを幸せにすることなんだ」
とホッとすると同時に気持ちが軽くなりました。
FIREに興味がある方、自分にとっての幸せな働き方ってなんだろう?と不安になる方にそっと寄り添ってくれる一冊です。